神戸学院第5回確認テスト(基礎心理③)

全50問です。必ず全ての問題に解答し、下の「解答完了」を押してください。

問1 国際生活機能分類〈ICF〉では、生活機能やその低下に影響するものとして、背景因子が加えられたが、これには性、年齢、民族、ライフスタイルなどの因子は含まれない。

問2 国際生活機能分類〈ICF〉では、障害を機能障害、能力障害、社会的不利に分類する。

問3 国際生活機能分類〈ICF〉の対象は、障害のある人に限られる。

問4 DSM-5は世界保健機関〈WHO〉が出版したものである。

問5 DSM-5では、レット障害と自閉スペクトラム症は同じカテゴリーである。

問6 DSM-5では各障害に対してコードが存在するが、これはICDのコードと一致している。

問7 DSM-5の神経発達症群/神経発達障害群においては、異なる神経発達症が併発することはほとんどない。

問8 DSM-5の神経発達症群/神経発達障害群に選択性緘黙が含まれる。

問9 知的障害のある子どもへの対応方針としては、具体的な活動よりも抽象的な内容の理解を重視する。

問10 知的障害のある子どもに対してはスモールステップでできることを増やしていくことが良い。

問11 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害〈ASD〉では通常の会話のやりとりが困難なことがある。

問12 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害〈ASD〉では常同行動は見られない。

問13 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害〈ASD〉の特性のうち「中枢性統合の弱さ」とは、状況の変化に応じて行動を切り替えることが難しいことである。

問14 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害〈ASD〉では、感覚過敏がDSM-5の診断基準の中に含まれている。

問15 注意欠如多動症/注意欠如多動性障害〈AD/HD〉は、DSM-5への改訂に伴い、発達障害の一つとして神経発達症群に分類されるようになった。

問16 注意欠如多動症/注意欠如多動性障害〈AD/HD〉は、一般的に男児に多い。

問17 限局性学習症に関してはDSM-5における定義と文部科学省の定義は一致している。

問18 発達性協調運動症/発達性協調運動障害は、神経発達症群/神経発達障害群に含まれる。

問19 ある保護者から、小学5年生男児に対してWICS-Ⅳ知能検査を行ってほしいという相談を受けた。しかし、相談を受けた公認心理師は、WICS-Ⅳ知能検査に対して十分に習熟していない状態であった。そのため、公認心理師はWICS-Ⅳ知能検査の実施を控えた。

問20 被検査者へ知能検査を実施する際、客観的情報を収集するために、被検査者とのラポール形成に努めない方がよい。

問21 特別支援教育は幼稚園を対象としない。

問22 特別支援学校の幼稚部には教育課程は存在しない。

問23 特別支援学級の対象に言語障害児が含まれる。

問24 特別支援教育は、私立学校では実施されていない。

問25 特別支援教育は、特別支援学校及び特別支援学級の2か所で行われる。

問26 障害のある子どもに対する合理的配慮としては、学習内容の変更・調整が挙げられる。

問27 障害のある子どもに対する合理的配慮としては、教材の確保が挙げられる。

問28 障害のある子どもに対する合理的配慮を行うための基礎的環境整備としては、施設・設備の整備がある。

問29 ある学校では、肢体不自由の生徒のため車椅子で移動できるように下駄箱に斜路を設置した。これは、合理的配慮を行うための基礎的環境整備に当てはまる。

問30 ある学校では、発達障害児に対して集団活動の時間を増やす授業スケジュールを計画した。これは、合理的配慮に当てはまる。

問31 ある学校では、障害のある生徒のため特別支援教育に関する校内委員会を設置した。これは、合理的配慮に当てはまる。

問32 リハビリテーションは、成人を対象とする。

問33 対象者の状態にあわせ、他動運動若しくは自動運動を行うことにより実施する方法を、物理療法と呼ぶ。

問34 応用行動分析とは、古典的条件づけに基づいた理論である。

問35 応用行動分析において、ある行動の生起確率を減少させるような機能を持った刺激を正の強化子という。

問36 応用行動分析はfree operant場面での観察を通して外的環境要因を解明しようとする。

問37 ソーシャルスキルは具体的な対人場面で発揮される目標指向的なスキルである。

問38 ソーシャルスキルトレーニング〈SST〉は言語的スキルだけでなく、非言語的スキルも対人場面において有効である。

問39 ソーシャルスキルの低さは精神症状に影響を与える。

問40 TEACCHは、インクルーシブ社会の実現を目的とした療育プログラムである。

問41 TEACCHは、構造化が支援の中心である。

問42 TEACCHは、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害〈ASD〉の子どもに直接働きかけることで、偏った認知特性をよりバランスの良い状態へと修正し、その結果として社会適応を促す。

問43 TEACCHには認知理論、精神分析学的理論、心理言語学が含まれている。

問44 PECSとは、応用行動分析の理論に基づく方法である。

問45 PECSは、愛着障害の子どもに対して行われる療育的アプローチの1つである。

問46 PECSは補助代替コミュニケーションの一種である。

問47 コミック会話は、書字表出の障害を伴う限局性学習症に有効な方略である。

問48 ペアレント・トレーニングは、注意欠如多動症/注意欠如多動性障害〈AD/HD〉のある子どもの親に有効である。

問49 ペアレント・トレーニングとは、育児から生じているストレスによる悪循環を改善する。

問50 発達障害のある子どもの親を対象としたペアレント・トレーニングは、親と子どもが一緒に行うプレイセラピーを基本として発展してきた。