神戸学院大学2022第6回確認テスト(学習、言語、発達)

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問1 古典的条件づけおいて、条件刺激と無条件刺激の対呈示により、条件刺激と無条件反応が結びつくことを強化という。

問2 古典的条件づけおいて、条件反応の形成後、無条件刺激を呈示せず、条件刺激のみを呈示することを消去という。

問3 古典的条件づけおいて、消去による条件反応の消失後、休息をはさみ、再度条件刺激の呈示後、条件反応が回復することを自発的回復という。

問4 古典的条件づけおいて、消去訓練中に、条件刺激と異なる刺激を呈示すると、条件反応が一時的に回復することを外制止という。

問5 古典的条件づけおいて、条件刺激と類似した刺激に対して条件反応が生じることを二次条件づけという。

問6 古典的条件づけおいて、初めて呈示された中性刺激に対して注意を向けるという行動を定位反応と呼ぶ。

問7 順行条件づけは、無条件刺激の呈示開始が条件刺激の呈示開始に先行する。

問8 逆行条件づけは、条件反応の獲得は全く起こらない。

問9 順行条件づけにおける痕跡条件づけが最も条件反応獲得が良好である。

問10 条件刺激と無条件刺激の対呈示の時間間隔が接近しているほど条件反応の獲得が良好である。

問11 オペラント行動の研究の基礎を築いたのは、J . B. Watsonである。

問12 オペラント条件づけにおいて、生体の行動に変化が生じた後の行動頻度をオペラント水準と呼ぶ。

問13 三項随伴性とは、特定の弁別刺激下で特定の行動が起きた時に、特定の後続結果が起こるという関係のことである。

問14 オペラント条件づけにおいて、正の強化から消去に移行する際にその反応の出現頻度が急激に減少することを消去バーストと呼ぶ。

問15 反応に随伴して与えると直前の生起頻度を低下させるような刺激を嫌悪刺激とよぶ。

問16 正の罰は反応の生起頻度を増加させ、正の強化は反応の生起頻度を減少させる。

問17 負の強化も正の強化も反応の生起頻度を増加させる。

問18 負の強化も負の罰も反応の生起頻度を減少させる。

問19 オペラント条件づけで、逃避学習を最も成立させやすいのは、負の強化である。

問20 正の罰も負の強化も反応の生起頻度を減少させる。

問21 負の罰は反応の生起頻度を減少させ、正の強化は反応の生起頻度を増加させる。

問22 部分強化スケジュールにおいて、強化子の提示されるタイミングが一定の反応回数ごとではなく、不定期であるものは変間隔スケジュールと呼ばれる。

問23 共同注意は、言語発達に影響を与える。

問24 共同注意とは、子どもが注意を向けている対象に母親が注意を向けることも指す。

問25 共同注意行動の例として、指さし(pointing)が該当する。

問26 共同注意は、「自分」という一項関係から「自分と他者」という二項関係への発展を意味する。

問27 社会的参照は、共同注意の出現よりも遅れて1歳以降に現れ始める。

問28 社会的参照は、自分の得た知識を他者に伝達しようとする行為である。

問29 生後すぐに生理的に快の状態の時の発声(非叫喚)であるクーイングが見られる。

問30 1歳半頃になると、語彙爆発と呼ばれる言葉の数が急に増えるようになり、三語文以上の言葉を話すようになる。

問31 環境の新たな情報が既存のシェマで適応できないときにシェマを修正することを同化という。

問32 目で見て物をつかむといった動作が特徴的な時期は感覚運動期である。

問33 積木を自動車に見立てて走らせるまねをするような「ふり遊び」は、幼児期の後半から出現する。

問34 象徴遊びは、木の枝を剣に見立てるなど具体的なものの代わりに別のものを用いた遊びが含まれる。

問35 何か目の前にある物が移動や遮蔽によって見えなくなったとしても、その対象は存在し続けているという認識をアニミズムという。

問36 感覚運動期の終わり頃に、延滞模倣が生じる。

問37 外界にある自然や自然現象も全て人間が作ったと考える傾向を実念論と呼ぶ。

問38 仮説演繹的思考が可能になるのは具体的操作期である。

問39 E. H. Eriksonのライフサイクル論の乳児期は自律性を身につける段階である。

問40 E. H. Eriksonのライフサイクル論の児童期は自主性や積極性を身につける段階である。

問41  E. H. Eriksonのライフサイクル論の青年期は生成継承性〈generativity〉が課題となる段階である。

問42  E. H. Eriksonのライフサイクル論では、老年期の危機を克服して課題を達成した場合は「希望」という徳が現れる。

問43  E. H. Eriksonのライフサイクル論では、乳児期以外に「基本的信頼」対「不信」のテーマが顕在化することはない。

問44 活動理論は中年期の活動水準を維持することである。

問45 離脱理論は社会的活動から徐々に引退することである。

問46 継続性理論は離脱理論から生み出された。

問47 継続性理論は外的継続性よりも内的継続性の維持を重視する。

問48 補償を伴う選択的最適化(SOC理論)は、P. B. Baltesらによって提唱された。

問49 補償を伴う選択的最適化(SOC理論)において、高齢者は自らの意思によって達成する努力が必要な新しい目標を選択することが重要である。

問50 補償を伴う選択的最適化(SOC理論)において、資源の最適化とは、外部からの援助を得て喪失を補うことである。